長期にわたり、住んでいた賃貸物件を退去する場合は、各種手続きが必要になります。
まず、家主、業者に退去の連絡をしないといけませんが、この際、 賃貸借契約書に書かれている退去通知の期限に間に合わせないといけません。
物件によって様々ですが、例えば、一ヶ月以内とか二ヶ月以内などとかかれている はずです。
その旨を伝えると、次は、電気、ガス、水道、新聞、または、物件によってはインターネットのプロバイダ等に転居を伝えないといけません。
また、よく忘れがちですが、郵便局で送付先の変更も大事です。市役所にも転居届けを出し、引越しの日程が決まったのであれば、家賃が被らないようにしないといけません。
うっかりすると退去した先から家賃の請求が来る場合があります。しかし、大体の場合、家賃は日割り計算してくれるところが多いので、その辺はよく 家主と話し合わないといけません。
手続きを終え、引越しの準備も整ったのであれば、後は、『立つ鳥後をにごさず』のことわざどおりに、入居時と同じぐらい、いえそれ以上にきれいにしておかないといけません。
転居後に家主が整理するにしても、次の入居者が快適に暮らせるような気配りも必要です。
その際に、入居時に部屋をきれいに使っているかどうかで、返還される敷金の額も変わってきます。
湿気の多い部屋で、壁のカビ対策を取っていなかったために、敷金が丸ごと壁の修繕費用に使われた、 というケースもありますので、そういったことも考えて、入居時も常に部屋をきれいにするように心がけ、まだ見ぬ次の入居者への配慮も忘れないようにしていくことも大事だと思います。
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