大規模修繕工事・(マンション・ビル)よくある質問
大規模修繕を計画している段階
大規模修繕工事は、いつごろやるものですか。
目安としては、新築、前回大規模修繕時から10年~15年毎に行われるケースが多いものです。
建物の劣化状況によっては、それよりも早い場合も遅い場合もありますので、一般的には8年~10年目に検討に入られる場合が多いようです。
大規模修繕工事は、どのようにすればいいのですか。
[1] まずは理事会にて、大規模修繕について良く話し合いをしてください。必要に応じて修繕委員を選任しましょう。
[2] 現状を把握しましょう。傷みはどのくらいあるか使いづらい設備はあるか資金はどのくらいあるのかなど調べて見ましょう。
[3] 調査を依頼しましょう。ゼネコン、管理会社、設計事務所、リフォーム会社など。
[4] 工事の中身を決めましょう。調査した資料でどこまでやるのか検討しましょう。
積立金がいっぱいあればいろんなことができますが予算にあった本当に必要な内容を検討してください。
[5] 内容が決まったらなるべく同じ内容で数社に見積もりを取りましょう。同じ内容で比較しないとどこがいいのか判らなくなります。
大規模修繕工事には、どの程度お金が必要ですか。
建物の仕様や状態などによって、施工金額は大きく変わります。
具体的な金額を出す為には、上記の[3]の段階で施工会社からの下見積り(正式な見積もりを取る前の概算見積り)を取ることが必要になります。
簡単な調査から見積り提出までは、無料の会社が多いので気軽に見積りを取られては如何でしょうか。
自己資金(修繕積立金)が足りない場合はどうしたらいいでしょうか。
居住者各戸に一時金としての負担を求める場合や、管理組合として銀行にて融資を受ける場合があります。
工事内容を決めるときに合わせて、自己資金について良く確認し、資金計画をたてましょう。
まずは建物を見て欲しいのですが、お金は必要ですか?
ゼネコンやリフォーム会社など施工会社の場合、見積りを出す前提で現場の調査を行いますので、原則、無料ですが調査内容は、目視・打診・触診などの一次診断です。
もちろんより詳しい有償調査も行ってくれます。管理会社や設計会社などの場合は、有料で行うケースが多いようです。
詳しい建物の状況を知りたいと思っていますが、どうしたらいいでしょう。
ご希望の内容によっては、赤外線を使用した調査や、タイルの浮きを全面調べる調査など、施工会社でも行っているところがあります。まずは、お問合せ下さい。
オートロックや防犯システムなどの付帯設備工事もお願いできますか。
もちろん、お引き受けいたします。近年は防犯関係の付帯工事が増加しております。一度、ご相談ください。
大規模修繕工事とは、どうして必要なのでしょうか。
建物は新築時より、徐々に劣化が始まります。その劣化の進行を止め、本来の美観と機能を保つ為に必要です。
又、車や電化製品のように建物ができた当時は最新の機能やデザインでしたが大規模修繕を検討しなければならない時期になりますと、いろいろな部分が型遅れ、機能やデザインに不満を感じてきます。
古臭く感じたり最新の機能とギャップが大きかったりする場合は同時にグレードアップも検討すべきだと思います。
大規模修繕工事とは、どこに相談すればよいのでしょうか。
修繕工事の窓口になるところとしては、管理会社、設計事務所、ゼネコン、リフォーム専門会社など色々ございます。 それぞれの立場によって、微妙にスタンスが違います。
管理会社は機能が設計事務所的なところから施工もしてくれるところまでいろいろです。
設計事務所は管理組合のアドバイザー的な役割から設計屋さん的な施工の監理(ここで書く監理は施工の指示、手配をする管理ではなくて施工の管理をチェックする監理です)までしてくれますがその工事費の5~10%がかかります。
100戸前後を目安で考えるのが一般的です。それ以下ですとコストばかり目立ってメリットが薄くなります。
ゼネコンは専門工事業者を使って工事をしますのでやや割高ではありますが、資本が大きいところが多いので安心感があります(中には危ないところもあるので調べが必要です)。
リフォーム会社はコストが一番安くすみます。上記のどこに頼んでも結局専門会社が施工する場合がほとんどです。
ただ当たり外れが大きいのも確かですのでしっかりした会社を見つける必要があります。
業者選定をする段階について
上手な業者選定方法について教えてください。
それぞれの業者には、それぞれの特徴があります。
会社の規模や金額にとらわれることなく、出来るだけ多くの業者から見積りを取り、多角的に比較して決めることが重要です。
施工会社には、どんな会社があるのですか。
具体的に施工を行ってくれるのは、ゼネコンやリフォーム専門会社・塗装防水会社などがあります。
全体的な調整・管理を含めて設計会社が窓口になることもありますし、管理会社が窓口になるケースもあります。
値段以外で比較するポイントを教えてください。
実際にその施工会社が施工した物件を見学することをオススメします。施工後ある程度経過した物件を見ると、施工直後ではわからなかった“質”が見えてくることがあります。
また、施工中の物件を見ることも、その施工会社の施工に対する対応が見えて良いかもしれません。
ISOを取得されているとのことですが、ISOってなんですか。
ISOは、品質を保証する国際標準規格です。
ISOの取得企業は、客観的に一定水準の安定した品質を維持していると考えられることから、企業を選択する上での一つの選択基準になるものです。
施工を行っている段階
バルコニーの出入りが制限を受けると聞きましたが、どういうこと。
窓周りのシーリング工事、壁の塗装工事、防水工事などバルコニーに入っての作業が多くあり、その際にはバルコニーへの立ち入りが出来ないことがあります。
洗濯物はいつ干すことができますか。
日曜・祝日など工事を行っていない時は、干すことが可能です。
また、施工内容によっては工事中でも可能な場合もありますので、現場責任者にご確認ください。
足場を使ってのドロボウが心配です。
上階といえどもしっかりと窓には施錠をお願い致します。
ラクシーでは窓に簡単に付けられる補助錠を貸し出ししていますので、安心です。
また、作業員に当社専用の腕章やベストの着用を義務付けておりますので、不審者との区別ができます。
不審者を見かけましたら、現場監督にお知らせ下さい。
駐車場の車に塗装がつかないか心配です。
塗装工事など、塗料が飛散しそうな作業を行う場合、個々の車に専用の透明なビニールカバーを取り付けますので安心です。
現場責任者への連絡方法について教えてください。
現場事務所または携帯電話へご連絡ください。予め連絡先をお知らせいたします。
それぞれの工事の実施時間は、どのように知ることができますか。
エントランス等に設置した工事専用の掲示板にお知らせを掲示いたします。
また、必要に応じて個別のポストに、お知らせを投函させていただきます。
工事の仕上がりが良くない所がありました。どうすれば良いでしょうか。
工事終了時にアンケートをお配りいたします。アンケートに記載をしてお知らせいただくか、個別に現場責任者にご連絡下さい。
工事中の騒音や塗装の匂いが気になるのですが、どうしたらよいですか。
大変恐縮ですが、騒音を全く出さずに工事を行うことは出来ません。騒音が発生する工事は出来るだけ短時間で行いますので、ご了承くださいませ。
また、塗装の匂いに関しましては、低臭タイプの塗料を使用しておりますが、完全に臭いを消す事は出来ません。
換気に注意していただくか、塗装期間中はお出かけして頂くなどの対応をお願いいたします。
台風の時、足場は大丈夫でしょうか。
台風が接近している場合、大きな力の掛かるメッシュシートを絞り、風が抜けるように事前に対策をとりますので、安心です。
衛星放送は見られるのですか。
屋上に共用で設置された衛星放送設備であれば、工事中も見られます。
しかし、アンテナをベランダの手すりに取り付けている場合は足場の設置、施工に影響がありますので、アンテナを取り外していただきますので、工事期間中は見ることができません。
緊急時の連絡体制はどうなっていますか?また、もしも工事中に事故が起きたらどうなりますか?
緊急の際は、まず現場事務所または現場責任者にご連絡をください。
それでもご連絡が取れない場合は、当社までご連絡下さい。
子供達の安全について心配しています。
危険な場所には立入禁止等の処置を講じますが、お子様方は、普段見慣れない足場や、建築機材などに興味をもたれる事が多いので、各ご家庭で十分注意するようにお願い致します。
天候不順による工期の遅れが出た場合はどうするのですか。
天候によっては、当初の予定を変えて、屋内工事を行うなど、出来るだけ工期遅れが生じないようにしております。
工事完了後の段階
メンテナンスで気をつけることは何ですか。
バルコニーなど塗膜防水を行った箇所は、重いものを置いたり、引っ掻いたり、喫煙などの火気使用をしないように気をつけてください。
施工後のフォロー体制について教えてください。
定期的に点検にお伺いし、問題がないか確認を致します。
点検には費用がかかりますか。
保証期間内であれば、点検に費用は発生しません。
但し、保証内容外の補修が発生する場合は、事前に御見積りをご提出させていただきます。
施工後、建物に対してのアドバイスはいただけますか。
当社では建物ごとに、工事履歴(カルテ)を作成いたします。
心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。