マンション住民の生活を脅かすものの1つに災害があります。
被害を最小限に抑えるためにも、普段からしっかりとした備えをしておくことが必要です。
ここでは、火事・地震・水害に対する備えについて紹介しています。
火事に対する備えとしてすぐにできるものが、共用部分の清掃です。
廊下や階段などにダンボールやゴミを放置していると、避難時の妨げになるだけでなく、火の勢いを強めることにもなり大変危険です。
日頃から防災意識を強く持ち、避難経路に障害物がある場合は速やかに片付けましょう。
また、ほとんどのマンションに避難設備が備わっていると思いますが、使い方が分からないのでは意味がありません。
消防訓練を実施し、避難設備の場所や利用方法をいざという時のために住民全員が把握しているようにしましょう。
1981年以降に建てられたマンションは「新耐震基準」が用いられているため、震度6~7の地震でも倒壊しないとされています。
一方で、1981年以前に建てられたマンションは大地震に耐えられない恐れがありますので、耐震診断を受けることをおすすめします。
また、大地震が起きた場合、ガス漏れや漏電による火災が発生することがよくあります。マンションの耐震性の確認だけでなく、火災発生時の避難経路の確保や周知も徹底しましょう。
窪地や河川の近くなど、マンションの立地場所によっては大雨が降ったときに水害に見舞われることがあります。
水害対策として効果のあるものに防水壁や防水扉がありますが、すべてのマンションに設置されているわけではありません。
金銭的に新しく設置することが難しい場合は、簡易的な水害対策として有効な土のうを用意しておくことをおすすめします。
いつ、どのような災害に見舞われるかは誰にも分かりません。そのため、事前の備えと災害が起こったときにいかにスムーズに対応できるかが重要となってきます。防災訓練や話し合いを通して、住民全員で災害に対する意識を強く持つようにしましょう。
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